「猫」といえば
photo:OLYMPUS PEN F
彼の名は「ブーニャン」
実家で飼っている猫です。
4年前の秋に、突如ノラ猫として現れました。
初めて見た時、まるで宮崎駿の世界に出てくる猫のようで、
私は仕事を放って少し追跡したほどです。
何かが始まりそうで、とてもワクワクしました。
顔見知りになり、そのうち自宅前のテラスで毎日くつろいでいました。
だんだん寒くなり、雪がちらつくようになった頃、
覚悟を決めて捕獲し、我が家の飼い猫にしました。
そもそも生粋のノラ猫ではないな、と家族みんなが思っていたので、
寒く雪深い東北の冬を、春まで乗り切れるだるうか…
その事がきっかけになりました。
彼は、
決して急がずゆっくり横断したり、道路の真ん中でお腹を出すような性格と、
毛もくじゃらの風貌もあって、近所では有名なノラ猫でした。
後で知った事ですが、
私の他にも、彼を家に引き止めようとした人がいたそうですが、
絶対ムリだったと聞いたので、100%無理強いじゃなさそうで
少しホッとしました。
名前はノラ時代の呼び名がそのままに…見た目通りです(笑)
昨年の冬から具合が悪く、治らない病気が発病しました。
日によって調子が良かったり悪かったりしながら、
いつものように家族と戯れて過ごしているようです。
なかなか会えなくなりましたが、
帰った時には、いつもの無愛想な顔で、
歩けないほどにまとわりついて下さいませ。