アリアとボタン
昨晩、名古屋での声楽コンサートに行ってきました。
音大の卒業生によるもので、恩師のために開催されたようです。
出演者の中に、私の高校時代のクラスメイトがいました。
ある日、私宛に一通の手紙が届きました。
中にはメッセージと共にコンサートチケットが入っていました。
そして昨日、私は彼女の歌声を聴きにコンサートホールに出かけました。
何年か振りに見るステージ上の彼女は、
たくましく輝き、自信にあふれているように見えました。
ピアノの前奏が始まると、一気にオペラの物語を作り出し、
奥行きのあるソプラノの声がホールに響き渡りました。
高校の3年間聴き覚えている彼女の声は、高らかく大人の女声に変わっていました。
高校・・・夏服・・・
眉間に皺が寄ってしまう記憶がよみがえります・・・
私の通っていた高校の夏服は最悪でした。
それを着たくないがために、受験しなかった人もきっとたくさんいると思います。
本当に試練、いやある意味イジメのようです。
歴史のあるデザインだったのだとは思いますが・・・見た目は「不思議作業服」。
ボタンが21個も付いてる(憑いてる・・・)
毎年毎年、生徒総会では夏服の改正を求め続けられていました。
そしてついに、
私達の卒業後にめでたく爽やかな夏服に変わったようです。
名古屋の夜を走るタクシーのライトの波、
ダンナさまの車を待ちながら、しばし苦可愛い思い出が見え隠れしていました。
2 Comments
08さん、こんにちは〜。
華奢なカワイコちゃんが着れば、何でもOKだと思いますが、
私みたいな肩幅ガッチリ系は・・・痛過ぎ!
メジャーでしっかりと寸法を測られ、
「少しでも肩幅を目立たないように」なんで気ゼロの制服着たら、
まさにダイス船長(笑)
ま、早い話、
コンプレックスに塩をぬられた私個人のメモリ〜。
ボタン屋に貢献できて良かったです。
ほうほう。あの制服にそんな想いがあったとは知らなかったです。ボタン21個とは
しかし、新しい制服は いきなり「お嬢様☆」みたいになりましたよね^^;
旧、新制服が 入り混じった歳は。。。やっぱり見てて可哀相だったかも…。