一!念!発!起!

2011.10.25.火曜日 22:16

読まなくなった雑誌を整理しようと思い、
体をかがめて本棚の奥〜へ。

出てきたのは、
2004年「広告 08月号 ラブ名古屋」

まだ私が愛知へ引っ越して来る前、
下見(?)で名古屋へ行った時に、名古屋を知るために買ったものでした。

処分するまえに中身をペラペラペラ…

すると忌野清志郎さんのエッセイがありました。

111025

忌野清志郎さんが自転車を乗り始めたきっかけのお話でした。

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ある時にね、80いくつの爺さんが雪崩に埋まっちゃった息子を助けるために
10kmの雪道をスコップ1個持って助けに行ったってニュースを聞いて、
すごい感動したんですよ。
オレらの世代とか若者より爺さんのほうが全然すごいじゃんと。
自分にはとてもできない。
それで「人間本来の力を取り戻すのだ」と思って自転車を始めたんです。

〜略〜

地方にツーリングに行くと日本は美しいなと思うよ。
海近くなってくると潮の匂いとか自転車だとすぐわかるし、
県境ってたいがい峠で山道なんだけど、
観光地でもなんでもないところで「ドドー」って地響きがして、
いきなりすごい滝とかあって驚く驚く(笑)。

〜略〜

いまなら80のジジイになっても子供を助けに行けると思う。
10kmの距離を体力をどう配分して行けばいいのかを計算できるからね。

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これほど将来に前向きに楽しんで生きていた方が、
数年後には病に侵されこの世を去ってしまっている…

ほんとに子供を助けに行ってほしかったと、悲しくなりました。
でも、
清志郎さんは、ジジイになっても子供を助けれる体力をつけ、
自信に満ちあふれ、その時は幸せな満足感いっぱいだったと思います。
自転車を乗らなかったら、得られなかった気持ち…

亡くなってしまった人に言うのは失礼だけど、
そんな経験ができて羨ましく思いました。

私は贅肉ばかりで体力がなく、
ダンナさまに小言を言われても右耳から左耳へスルー…
くぅぅ、このままで本当にいいのかっっ!!

人生、いつどうなるかわかりません。
いつまで生きていれるのか、わかりません。

その時までに、「人間本来の力を取り戻す」を目標に、
体力的に明るい将来をイメージできるようになりたいと思いました。

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