2008年 10月
さそり座の女
photo:OLYMPUS PEN F
さそり座の女は実家の母。
今日は母の誕生日です。（56歳だそうです！）
私は誕生日がきて35歳になるので、その親としてはとっても若いです。
今になって分かることがたくさんあります。
子供の頃は当たり前に「自分の家」だと思っていた家が、
母にとっては「旦那の家」だったこと。
盆と正月には挨拶に行く家が、母の実家だということはもちろん知っていましたが、
自分が結婚してそのことを再確認すると同時に、とても驚きました。
とてもじゃないけど母のようにはなれないです。
一家三世代＋祖母の妹の計８人家族を、20代半ばでこなしていたのですから。
仕事・子育て・家事…じぃばぁにも優しく、ほんといい母だったと思います。
頑固者の問題児で我が道一直線の父とは対象で、我もなく、欲もない母…
子供の頃、そんな母は魅力に欠けると感じていた時期もありましたが、
村八分にも遭わず（遭ったかナ？）生活していけてるのは母のおかげなのです！
今では「我もなく、欲もないのが最大最強の個性」となり、
仏のように、妖精のように、のれんのように、空気のように、
果物と野菜と花に囲まれて生活しています。
だからと言って見くびってはいけないのです。
必殺仕事人のような一撃を隠し持つ、彼女はさそり座の女。
山形での写真とこの頃
photo:OLYMPUS PEN F
暖かかったり寒かったりと、毎日ころころ季節が変わっているような…
肌寒く風邪っぽかったり、はたまたTシャツで汗ばんでいたり、
体調を気をつけなくちゃいけないこの頃です。
最近の最悪な出来事。
夜寝ていて、足をムカデに噛まれました…！！
指の裏の皮が厚い部分だったのでお医者には行きませんでしたが、
それでも激痛！
一年前に、だんな様が背中をまともに噛まれた時とは比べ物にならない軽症です。
それでも、それでも激痛！
山形の田舎でも噛まれたことがなかったのに、とうとう夫婦して被害者。
憎きムカデェェェ！
私の弱点になってしまいました（ガルルルル…）
photo:OLYMPUS PEN F
気を取り直して。
実家で飼ってる猫、ぶーにゃん。
ブーニャンに負けず劣らずの、ジャンボでいい猫になっていました。
健やかに長生きしてもらいたいです。
たまに実家に帰ると、甥や姪の成長を見れば早い年月を感じ、
友達と再会すれば、４年のブランクなんかは全く感じず当時のままだったり。
時とは不思議です。
いずれはみんな命が尽きて死んでしまうのですが、
「生きているうちに出逢うことができて良かった」と思える人がたくさんいます。
ムカデに噛まれても、一人で退治するんじゃないから幸せです。
ああ、また天気が変わり曇り空。
☆陶器市☆
photo:RICOH GR DIGITAL
秋晴れの昨日、岐阜県土岐市の陶器市へ行ってきました。
一窯（hajimegama）では抹茶でもてなしていただき、
晴天のパラソルの下、外でいただく抹茶はとても美味しかったです。
今回は、知人への贈り物を調達しようとも思いやって来たのですが…
旦那様はあっちをウロウロ、こっちをウロウロ、
そして、私の目の前に次々と確保され積まれる陶器は、全部自家用！
「そんなにっっ！？ 家にも売るほどあるっつ〜の！！」
いよいよ我が家の器が収まるスペースが無くなったよう…！（う〜〜〜ん）
ちょうどその日にお近づきになった鍛冶屋さん。
さっそく棚を拵えてもらおうかしら…
町中の人が、家族総出でお祭りに参加してるような、
とっても素朴で懐かしさを感じる陶器市での休日でした。
心に刻む夢
photo:RICOH GR DIGITAL
「ただいま」です。
実家のある山形へ、ダンナさまと共に一週間ほど里帰りしてきました。
車にあれやこれやを詰め込んでの、楽しいロングドライブ！
今では恒例になってしまった夜からの出発。
フレンチレストランのサンドイッチをテイクアウトして、
深夜一時に高速道路のSAでパクついたりしているのです。
まだ真っ暗な早朝、そろ〜りそろ〜りと実家に侵入し、
母が用意してくれてた布団で、着の身着のまましばし仮眠……
実家には相変わらずの家族と、ひと回り大きくなった猫と、ふた回り大きくなった犬。
そして、朝食や線香の匂いの混じった賑やかな朝。
photo:RICOH GR DIGITAL
今回は積極的に友達に会おうと決めてました。
山形を離れてから一度も会ってない友達がたくさんいるのです。
相手の都合はもちろん、自分の予定すら決まってないのに、突然の電話攻撃。
それでも時間を作って会ってくれてありがとう。
周りの環境が変わっても、前とちっとも変わらず「らしさ」がある友達。
会わなかった年月が一気に縮み、とてもほっとします。
私も、
これから先も私らしくあるように、生きていきますよ。
今回、改めて強く思ったこと。
それは、自分の心の声をきちんと聞くことの出来る人のすごさ。
今ある自分は、過去の自分が選んだ道の先にある。
道を選ばなきゃならない時に、
自分の気持ちをあやふやにしたり、
他人任せにしたり、
周りの目ばかりを気にしていたら、なりたい自分がどんどん遠ざかってってしまう。
その時は大きな進歩が見えなくても、器用でなくても、
自分のある人は一番強く素敵です。
山形で、
そして帰りに寄った東京で、
もうもう感動で胸いっぱいの時間を過ごしました。
photo:RICOH GR DIGITAL
そうさ！
バーニーもバーニーだからいいんだよ！（^^）
