2009年 7月

アリアとボタン

2009.07.25.土曜日 14:48

昨晩、名古屋での声楽コンサートに行ってきました。
音大の卒業生によるもので、恩師のために開催されたようです。
出演者の中に、私の高校時代のクラスメイトがいました。

ある日、私宛に一通の手紙が届きました。
中にはメッセージと共にコンサートチケットが入っていました。

そして昨日、私は彼女の歌声を聴きにコンサートホールに出かけました。

何年か振りに見るステージ上の彼女は、
たくましく輝き、自信にあふれているように見えました。
ピアノの前奏が始まると、一気にオペラの物語を作り出し、
奥行きのあるソプラノの声がホールに響き渡りました。
高校の3年間聴き覚えている彼女の声は、高らかく大人の女声に変わっていました。

高校・・・夏服・・・

眉間に皺が寄ってしまう記憶がよみがえります・・・

私の通っていた高校の夏服は最悪でした。
それを着たくないがために、受験しなかった人もきっとたくさんいると思います。
本当に試練、いやある意味イジメのようです。
歴史のあるデザインだったのだとは思いますが・・・見た目は「不思議作業服」。
ボタンが21個も付いてる(憑いてる・・・)
毎年毎年、生徒総会では夏服の改正を求め続けられていました。
そしてついに、
私達の卒業後にめでたく爽やかな夏服に変わったようです。

名古屋の夜を走るタクシーのライトの波、
ダンナさまの車を待ちながら、しばし苦可愛い思い出が見え隠れしていました。

名前はまだ覚えていません

2009.07.18.土曜日 19:20


photo:RICOH GR DIGITAL

毎日厚くて、ジトジトベトベト…、おまけに蚊に刺されまくりですー。

今日の午後、少し前に近所で見つけた喫茶店へ行ってきました。
住宅地の中に、それはそっとあります。

いかにも名古屋的な「〜だがや喫茶」ではなく、
いかにもコーヒー通の輩が集う「うんちく煙た喫茶」ではなく、
スタイリッシュなデザインだらけの「雑誌のページそのまんま喫茶」でもなく、
家庭的であったかい雰囲気の喫茶店です。

品の良いおばあさんと娘さんでお店をやられてるようで、
店内は清潔で控えめで、とても落ち着けます。
木製の本棚に並べられてる、彼女たちの好きな雑誌。
ていねいにページをめくりながら、コーヒーを味わいます。

ロブスターのストレートと、手作りのレアチーズケーキ。
お水もサービスの生チョコも全て美味しくて、
「いいお店だなぁ」とほっこり(^-^)

今日で3度目の来店かな?
お店の名前は、まだ覚えていません。

「ばあちゃんの」で定着してしまっているのです♪

たかがゴルフ、されど…

2009.07.07.火曜日 9:30


photo:RICOH GR DIGITAL(撮影:ダンナさま)

先日、ダンナさまの妹さんが27歳の誕生日を迎えました。
誕生日のお祝いの言葉をメールで送った際に、自然に次の言葉を書き添えました。

「私にとって、27歳大きな転機の時でした。」

メールを送った時よりも、その後ずっとそのことを考えていました。

27歳の頃はまだダンナさまとも出会ってなくて、
日々恨みつらみの渦の中でもがいていました。
その頃購入したのがゴルフカブリオ。
山形ではなかなか条件に合う個体がなく、
父と二人神奈川まで実車を観に行って決めました。
灰色の破れた幌のくたびれた車。その時実はピンときてはいませんでした。
しかし、半年がかりで納車されたそれは、新品の紺色のキャンバストップがよく似合い、
とても素敵な雰囲気のある車になっていました。

ゴルフに乗るようになり、一人でよく車で出かけるようになりました。
県外にも、関東にも、地図を片手にボロロロと走って行きました。
私を守って支えてくれてる良き相棒です。

ある日、目の前がぱぁっと明るくなり、私のドロドロの心は成仏しました。

友達を乗せて洋服を買いに行ったり、
飼う覚悟を決めてノラ猫を乗せたり、
初めてダンナさんと食事に行ったのもこの車でした。

これからも叶う限り一緒にいたいと思っているのです。

今月の車検で、新たに紹介されたお店に車を預ける予定です。
このご時世、
年期の入った車を煙たがらずに受け入れてくれるお店はなかなかありません。
今回も良いご縁に恵まれて感謝なのです(ほっ)。

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