'art & music'
芋煮
山形の郷土の味、芋煮を大鍋で作りました。
芋煮の具や味付けは地域によって様々ですが、私の郷里では、牛肉の醤油味です。
義父が作った里芋を切って一度湯がいて、牛肉、こんにゃく、ささがきのごぼう、舞茸、ネギで作りました。
大鍋で作るとさすがに美味しい!
山形の人は、小学生の頃から芋煮を作れます。
学校行事で毎年河原へ行って作るのです。
1年生から6年生まで混ざって班に分かれて、
材料費を計算して会費を徴収し、町へ買い出しに行くところから全て子供達でやります。
醤油、酒、砂糖などは各自台所から拝借します。
芋煮会当日の朝。
学校へ向かう通学路は、大鍋を担ぐ子や、上手く紐で縛れてない薪を必死で運ぶ子や、
青いビニールシートを背負う子や、紙袋ぱんぱんの荷物を両手いっぱい運ぶ子や・・・
ダンガラ・ゴンゴン・ガダガダ・コンコン!と賑やかな音をたてて、
ちょっとした集団引越しのようです。
河原に着いたらまずは場所取り!
どういう基準で選ぶかは謎ですが、
自分たちの場所が一番だと班長を信じ団結してしまっています。
そして、河原の石を積んで釜戸を作り、各班自力で運んできた薪で調理します。
上手く火をつけれない班は、その時点でかなり出遅れてしまいます。
包丁やまな板ももちろん持参していて、肉を切ったりこんにゃくをちぎったり、
上級生は下級生をめんどうみながら、みんなで調理します。
そして出来あがり!
青空の下、おにぎりと一緒に食べる芋煮は最高に美味しい。
自分の班の芋煮が一番美味しいと信じて疑いません。
今ではスーパーなどで鍋や釜戸、材料までセットで準備していますが、
私が子供の頃はすべて自前で、プラの容器など使わず、
どんぶりも割れないように気をつけて持っていっていました。
重く痛い思いして薪を運んでも、子供達にとってそれは当たり前のことでした。
今、なつかしく思い出すと、
それはそれはとっても良い経験をしてたんだなぁ、としみじみ思います。
最近知ったことですが、ここ数年山形では、
芋煮の残りにカレールーを入れてカレーうどんにして食べるのが定着しているそうです。
今夜の初カレーうどん、楽しみです♪
晴 れ た ら い い な
祖父の椎茸
山形から帰ってくるときに、母方の祖父から大量に椎茸をもらってきました。
祖父は山で椎茸を栽培しています。
大きい物で、直径15cmにもなる肉厚の立派な椎茸。
売るためじゃなくて、食べるために作っています。
その場所は、祖父の家から30mほど行った所。
そう、すでに祖父の家は山にあるんです。
母はいわゆる「分校」に通っていました。
今では子供が少なく廃校になってしまっていますが、
その分校までも、片道3kmの所に祖父の家があります。
田舎の田舎。
携帯電話もつながりません。
私が祖父の家を訪ねたとき、ちょうど従妹が彼氏を連れてきました。
岩手出身の彼氏。
彼はそこを「都会だ〜」と言いました。(一同驚嘆!)
もらってきた山ほどの椎茸。
醤油と砂糖で佃煮にしたり、刻んで鶏ひき肉と味噌と砂糖で炒めたり、
吸い物はもちろん、いろんな調理法で毎日たっぷり椎茸を食べています。
おいしい。
行きたい。
また、会いたい。
生ハム
ダンナさまの大好物が生ハム。
イタリアのもスペインのも、かのイベリコ豚のも大好き。
「脚一本買いたい!」
なんてことも、半分以上本気で言ってみたりする。
生ハムを食べてる時のダンナさまは、違う世界へワープする。
うなり、両手を大きく仰ぎ、自分の鼻から抜け出る生ハムの香りを阻止しようとする。
全身全霊で生ハムを堪能する。
そんな姿を目の当たりにすると、生ハムを美味しいと思う私でもちょっと引き、
「そんなに好きならどうぞ、どうぞ」と自分の分もあげていた。
少し前に、ダンナさまがイタリアンレストランから生ハムを何100gか買った。
切り立てを真空パックにしたものである。
そんな訳で、ここ3日間ばかり我が家の夕食はパンやパスタだった。
美味しいパスタも大量買いでストックしているので、
具や味を変えて何品か作っていた。
牛モモのラグー(風)のブガティー二や、
実家の母の激ウマ中玉トマトのスパゲットや、
伏見トウガラシと豚肉のキタッラや・・・
そして、私も生ハムの美味しさの虜となってしまった。
ダンナさまが見てない隙に、もう一枚生ハムを取るようになってしまった。
・・・旨い。・・・旨すぎる。・・・ずっと噛み続けていたい。
そして今日、ダンナさまから和食が食べたいと言われた!(笑)
私の体臭も変化してきたし、もっともなことです。
煮干しをたくさん粉砕して、冷や汁でも作ろっかな♪
残暑お見舞い
みなさま、この夏いかがお過ごしでしたか?
私は畑の野菜が全くもって芳しくなく、ガッカリでした。
当初描いていた豊作のイメージはことごとく崩れぇぇぇ…(涙)
デジタルカメラが故障で、椅子を描こうとしても、
汗と涙で歪んでしまいます・・・(ナンテネ)
アリアとボタン
昨晩、名古屋での声楽コンサートに行ってきました。
音大の卒業生によるもので、恩師のために開催されたようです。
出演者の中に、私の高校時代のクラスメイトがいました。
ある日、私宛に一通の手紙が届きました。
中にはメッセージと共にコンサートチケットが入っていました。
そして昨日、私は彼女の歌声を聴きにコンサートホールに出かけました。
何年か振りに見るステージ上の彼女は、
たくましく輝き、自信にあふれているように見えました。
ピアノの前奏が始まると、一気にオペラの物語を作り出し、
奥行きのあるソプラノの声がホールに響き渡りました。
高校の3年間聴き覚えている彼女の声は、高らかく大人の女声に変わっていました。
高校・・・夏服・・・
眉間に皺が寄ってしまう記憶がよみがえります・・・
私の通っていた高校の夏服は最悪でした。
それを着たくないがために、受験しなかった人もきっとたくさんいると思います。
本当に試練、いやある意味イジメのようです。
歴史のあるデザインだったのだとは思いますが・・・見た目は「不思議作業服」。
ボタンが21個も付いてる(憑いてる・・・)
毎年毎年、生徒総会では夏服の改正を求め続けられていました。
そしてついに、
私達の卒業後にめでたく爽やかな夏服に変わったようです。
名古屋の夜を走るタクシーのライトの波、
ダンナさまの車を待ちながら、しばし苦可愛い思い出が見え隠れしていました。
スペース コブラ
子供の時は怖くて観れなかったコブラ。
約25年ぶりにコブラと再会!
大人になって観てみると、内容がすごく未来的で古さが全く感じません!!
むしろ、
現代のSF映画が、80年代のコブラをパクってる!?
キザで、ユーモアで、男らしいコブラ。(そりゃモテるわな〜〜〜)
「ヘッヘッヘッへッ、ありがとヨ♪」(ウィンク)
to M
photo:RICOH GR DIGITAL
雨の匂いも 風の匂いも あの頃とは違ってるけど
この胸に住むあなたは 今でも教えてくれる
悲しい昨日が 涙の向こうで いつか微笑みに変わったら
人を好きに もっと好きになれるから 頑張らなくてもいいよ
今を好きに もっと好きになれるから あわてなくていいよ
丸二日間、しっかりと雨がふりました。
埃っぽい春には恵みの雨でしょうが…
私は、
先日蒔いたばかりのニンジンの種が流れてしまったのではないかと、
心配なのです…
あわてなくていいよ
はい。